夢や目標をより実現しやすくするには、その夢や目標をアウトプットしておくことです。
具体的には、話す、書く、行動に移す、ということです。
多くの人は、夢があってもそれを書き出すこともしないでしょうし、書き出したとしても誰にも話さないので、誰にも知られることはありません。
その上、自分しか知らない大切な事なのに、記録にも記憶にも強く残そうともせず、いつでも見られる場所に書き留めたり貼り出したりせずに、いとも簡単に忘れてしまうという人がどれほど多いことでしょうか。
実際、夢や目標を実現できないことの大きな要因の一つは、「忘れてしまうから」です。
しかも、自分しか知らない目標は、誰も共感してくれませんし、協力も応援もしてもらえることはありません。
忘れてしまっては実現不可能なのは当然のことです。
しかしその反面、忘れないようにしたり思い出すきっかけを作っておく道具や仕組みを使って上手に対応できれば、実現できる可能性ははるかに上がるのです。
その中で最も取り組みやすいのが「書き出すこと」です。
もちろん、単語だけしか書かないとか、「〇〇になりたい」と殴り書きをするというだけでなく、書き方が重要になってきます。
・どのような目的で
・どのようなことを
・いつまでに
・どうやって達成するか
というように、できるだけ数字を入れたり言葉で詳しくして明確にして、「どこまでいったら達成とする」などの線引きを決めて、現実的かつ実現可能なかたちに近づけていくのです。
慣れていけばこうした書き方に加えて、計画の立て方、優先順位のつけ方、実際に行動するタイミングと手順なども加えていかれるようになっていきます。
さらに、実現に向けてその実行過程を逆算して、日々実行しながら進め、自分が書き出したものを折に触れて読み返し、必要があれば書き直したて向上させます。
もちろん実現不可能な夢物語のまま書き出せば実現することはないでしょう。
しかし、自分の夢や目標を自分で何とかしたいのなら、やはり自分の言葉ではっきりさせ、自分の力で実行し、達成するまで継続していくしかないのです。
何度でも言いますが、夢や目標というのは、アウトプットをすることで実現のかたちをより明確にすることができます。
その段取りや各実行過程の様子も描いていかれるようになれば、さらに達成や問題解決に結びつけやすくなります。
後はそれを実際に行動に移して、やるべきことを一つ一つこなすことができれば、実現の可能性がさらに現実味を帯びてくる、というように進んでいくのです。