休憩時間における脳の休め方


①誰かとコミュニケーションをとる
 ちょっとしたことでも構いませんので、誰かと会話をすることがよいです。
 「コミュニケーション」というと堅苦しく感じてしまうかもしれませんが、雑談程度の内容の濃さでも十分です。

 人と関わることで心が安らぎ、脳ではオキシトシンが分泌されます。
 ですから、リラックスの効果という点から見ても脳を休める作用は高まりますし、緊張状態や不安な感情も軽減されていくことになります。

 ただし、悪口や不安や緊張するような会話のやり取りは別です。

 

②立つ、歩く、運動する
 特にデスクワークの人は、長く座り続けることで同じ姿勢が継続されることになりますので、下半身や足腰周りといった部分の血流が悪くなります。

 それなのに休憩時間の間でも座り続けてしまうと、体の血流も悪いままとなって健康上良くないですし、脳でも当然血流が下がったままなので、全体的なパフォーマンスも下がったままとなります。

 せめて休憩中ぐらいは立ち上がったり、少し歩いたり、ストレッチ程度でもよいので軽い運動を取り入れたりしてみるとよいでしょう。

 

③何もしない
 せっかく休憩するのですから、休みましょう。
 特に、ボーッとする、目を閉じて休む、仮眠を取る、机にうつ伏せになる、瞑想するなど、視覚情報を一旦遮断する行動をとるとよいでしょう。

 現代社会は視覚情報に常にさらされているといっても過言ではないでしょうが、当然これは脳を疲れさせる大きな原因の一つとなります。
 ですから、視覚情報を遮断することは、脳を休めて回復させることにとってとても有効な一手となります。
 目を閉じるだけで良いのですから最も簡単ですよね?

 休憩時間こそ本当に休息したりリフレッシュするのが良いのですが、現実には休まないで引き続き仕事をしたりその関連でパソコンで調べ物をしたり、休んでいても実はスマホのチェックをしていることの方が多いのではないかと思います。

 しかし、それはかえって脳のパフォーマンスを下げ、「せっかくの休憩なのに脳はまったく休まっていない」ということになるのです。