ダイエットに失敗してしまう理由

 
ダイエットは習慣の賜物である。
その人の体を見れば、その人の習慣を説明できる。
体は嘘をつかない。
 
人は「快」に引っ張られる生き物であるため、
 
 ・美しい体を見てもらえることは「快」
 ・目の前の甘いものを食べることは「快」
 
というように、何もしないとその方向に移って行ってしまうのだ。
そして、多くの人において後者の方が優先されてしまうのは、二つの可能性がある。
 
 ①ストレスが原因になっているから
 ②飽食の時代であるから
 
人はストレスを感じると、交感神経が優位になる。
副交感神経は、消化器系が活動すると働き始めるため、「食べる」ことでその活動を促す。
 
 ・交感神経→アクティブ、攻撃的、興奮
 ・副交感神経→リラックス
 
人は、交感神経を優位にするためには、胃袋を膨らませるのが手っ取り早いことを、
無意識のうちにとか、本能と言ったレベルで知っているのだ。
だから、無自覚的に食べるといった行動が、身体を守るための防衛反応の一種であるとしても、
生活習慣病を招くような悪い習慣と知っていても、やめなきゃと思っていても、繰り返してしまうのである。