自信がなくても気にせずやっていくための考え方


 自信は「ない」のが普通です。
 世の中の多くの人が、実は自信がなかったり頼りなかったりするのでしょうし、実は「これをやってもうまくいくのだろうか。」と自問自答しながら生きているものです。
 もちろん筆者も同じです。

 これに加えて、「自信があるとかないとかをあまり考えない」とか、「根拠がなくても自信があるふりをする」ということもたまにはあります。
 また、自信がないことを他人に悟られたくないものですし、他人が自信のない状態に陥っている時でも特に弱みを握ろうともしないものです。
 もちろん筆者も同じです。

 自信がないのは普通のことなので、卑下する必要はありません。
 それなのに尚も「自信がない」と言う人は、なぜか「自分だけが自信がない」と思っているようです。
 冷静に見渡せば、どの人も普通はみんな大して変わらないのですから、むしろ堂々としていた方がいいんじゃないでしょうか。

 自信というのは、自分の心の中の問題です。
 「私は自信がないんです」と言ってあちこち回って歩くのなら、周囲から「あの人は自信がない人」と思われるのでしょうが、自分の外に出さないで黙っている限りは誰にも分からないことですし、知りようもありません。。
 ですから、ほとんどの場合はあなたに自信があろうがなかろうが周りの人には関係がないのですから、あなたも過剰に悩んだり勝手に下がっていく必要もないのです。

 

 極論を言えば、やりたいことややらなきゃいけないことがあるのなら、自信がなくてもやればいいだけの話なのです。
 自信の有無は関係ありません。
 「自信がないからやらない、できない。」というのはよく聞きますが、自信があったらやるのでしょうか。

 普段から、やったことのないことに向き合ったり新しい挑戦をすることがない人は、何かできそうなことがあってもまずやりません。
 どれだけハードルを下げても、どれだけ細かいステップに切り分けてもやろうとしません。
 「自信がないから新しい挑戦ができない」とか、「自信がないから行動しない」とこれまでずっと生きてきた人は、かなり高い割合でこの先も自信とは関係なく行動しないままでしょう。

 恐らく、新しいことに挑戦するということに不安や恐怖がある、もしくは、面倒くさいと思っていることを「自信がない」と言い換えて自分の内側の部分を肯定しているのではないでしょうか。
 ただ、今いる居心地のいい場所から未知の領域へと足を踏み出すことは、他の様々な生き物にとっても確かに怖いことですので、「自信がない」と言い訳する気持ちも分かります。

 

 自信は、成功体験をある程度積めば自然とついてくるものです。
 だから、うまくいっている人は自信とは関係なくさっさと行動するし、周りから見てもそのように見えます。
 要は、「場数を踏めば自信に繋がる」ということです。

 これから先は、どんなに素晴らしいチャンスが来ても、恐らく、あなたにとっては初めての体験になることばかりです。
 その時は経験値がゼロということですから、当然自信もゼロということです。
 そうなったら、自信をつけたいのなら「とりあえずやってみる」しかないでしょう。

 もし失敗したらフィードバックをして、ただの失敗で終わらせずにより良い経験に変えて、今後の対策をして、成功する確率を上げていけば良いのです。
 たとえ小さな挑戦でも、それを何回も繰り返すと自信に繋がっていきます。
 自信をつけた人を例える言葉は、「打席にたくさん立った人」、「分母の数を増やした人」、「100回失敗しても諦めなかった人」などと様々ありますが、自分にピンとくる言葉を持っておき、奮起の材料に使うのも良いでしょう。

 また、自信がないことに対して「その人生でいいのか?」と思っているのなら、自信とは関係なしにとりあえずやってみることです。
 結局、自信は結果でしかありません。
 「〇〇をやった結果として自信がついた」となる流れのことなのですから、もしやる前から自信がないと悩んでいるのなら「自信なんて関係ない」と突っぱねて、さっさとやってしまった方が良いのです。