成果を出すことと、方法論(ノウハウ)と行動の関係について

 
成果の獲得に必要な二つのことは、次の二つである。
 
 ①方法論(ノウハウ)
 ②行動
 
①方法論について
方法論が何かを特定し、戦略の策定にあたることができる。
ただし、他人に教えられるのは方法論のみであり、実行するのは相手自身である。
 
 理由
 ・代わりに実行できない
 ・やるメリットにもならない
 ・やったとしても相手のためにならない
 
また、自分が離れたら相手の再現性が無くなってしまうのは意味がないが、
ノウハウとはそもそもそういうものであり、良い悪いということではない。
ただし、実行すれば必ず成果や世界は変わる。
 
 
②行動について
①に行動が伴うと実際の世界は変化していくし、
その段取りにより成果が出るまでの期間も変わる。
ただし、実行に移した後は少しの間我慢が重要である。
 
それは、不確定要素が強い(本当に成果が出るかわからない)ため、
実行するその人には負荷がかかるからである。
成果が出ることを楽しみに、気楽に待つこと。
 
仮に成果が出なくても、うまくいかない方法が一つ分かったと考えるとよい。
そうすれば、同じようなことは二度とやらなくなるため、良い経験としてつながる。
計画は悲観的にし、行動は楽観的にすること。
 
さらに、経験を積むと、行動を起こしている自分自身で別のメリットに気付くようになり、
自分の取るべき行動を最後まで貫徹できるようになる。
別のメリットとは例えば、失敗したとしても仲良くなれる、
今後一緒に仕事する機会につながる、などである。
 
そして、不確定要素が強いことを成し遂げるのは、
実行する人にとっては精神的にも環境的にもは負荷がかかるが、
実際に成し遂げることで大きな経験や自信を得ることになる。
 
そうなると現実の社会でも、役職者や責任者の方が権限や給与が高いのも当然である。
自己の成長のためには、まずは自分だけの小さなところで今やっていることから方法論を作り、
実際に行動に移すことで成果につなげ、周りの協力を少しずつ得ていくことから始めるとよい。