ストレスに強くなる方法

 
1. ストレスに強い自分になるには
①認知行動療法
②運動習慣
③マインドフルネス、など
 
 
2. 今あるストレスを小さくするには
①困難を乗り越えた経験を思い出す
自己効力感のことで、あの時に比べたら耐えられる、自分ならできる、と思えることである。
自己効力感の高い人は、目の前のストレスを小さく感じる傾向が高いので、
ストレスを感じた時に思い出すことを事前に準備しておき、実行してみるとよい。
 
さらに、今回感じている分のストレスに対しては、
今すべきことやできることを実際にやってみることに加えて、
「意外と簡単に乗り越えられた」という経験を重ねることで、
より自己効力感が高まり、本当に打たれ強い人間になっていく。
 
 
②リアプレイザル(reappraisal)
英語で、価値・能力などの再評価のこと(re: 再, appraisal: 評価)。
心理学では、認知的再評価。
 
例:「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」より地下鉄で騒ぐ子供の話
この話を参考に、感情や考え方が180度変化するというパラダイムシフトを意図的に作り出すこと。
※パラダイム → 考え方の枠組みのこと
 
・不愛想な店員 → もしかしたら体調が悪いのかも。
 
自分の中で勝手な想像をすることでよい。
リアプレイザルを始めた途端に、偏桃体の興奮が収まり始める。
怒りの他、不安や緊張にも効果があり、上手くなると良好な人間関係も築きやすくなる。
 
 
③下方比較
自分が辛い時、苦しい時、もっと大変な人のことを考えること。
 
「難病やハンディキャップのある人たちに比べたら、
自分の頑張りなど何でもないことなのだ。」
 
そのような視点で考えてみると、
「だから今日も精一杯やり切ろう」と思えるようになってくる。
 
ただし、自分よりも怠惰なダメ人間の事ばかり考えて安堵する下方比較ばかりだと、
一時的なストレスの軽減にはなるのかもしれないが、自分の向上にはつながらないだろう。
本来持っていた熱意を思い出したり、前向きに取り組む姿勢を取り戻すなどの、
自分自身への働きかけに対してつながりづらくなるからである。
 
 
④言うだけで効果がある言葉
その時に備えて、自分なりの方法を確立しておくとよい。
 
●ストップ法
考えても仕方のないことが次々に浮かんでくる時(反芻思考)、
自分の脳に「ストップ!」と言う。
口に出した方がよいが、出さなくても効果がある。
 
●ワクワク法
緊張も興奮も、体の中で起きていることは同じであり、違うのは考え方である。
「ワクワクしてきた!」と繰り返し言っていると、脳が騙されて緊張がほぐれてくるという。
すべてが良くなるわけではないが、吐き気や腹痛などは和らげる傾向がある。