怒りっぽい人や切れやすい人というのは、怒りをコントロールする能力が欠如していると言われています。
世の中の多くの人は、普通は心の中で怒っていても、その感情を露にしたり表情として出さないように、ある程度は我慢するものです。
では、怒りをコントロールする能力や、怒りを抑えるという働きをするのはどこかというと、「セロトニン」が脳の中で行っています。
感情をコントロールするのがセロトニンであり、そのセロトニンが低下してくると、怒りっぽくなったり、イライラしたり、衝動的な行動をとるようになります。
それが生まれつきそうなのかと言うと分かりませんが、基本的には脳疲労状態やメンタルが落ち込んでいる状態になるとセロトニンが下がるため、怒りっぽくなると言われます。
怒りっぽくなる以外にも、イライラしたり、むしゃくしゃしたり、周りの人を怒鳴り散らしたり、ということが起こってきます。
そうした点から見れば、怒りっぽい人に出会った時は「疲れているんだな」と思えば良いし、何かを患っている人なら「今日は症状が強く出ているのかな」と思えば良いのです。
普通であれば、相手が怒るとこちらも怒鳴ったりしたくなるものですが、怒っている原因が分かってしまえば「残念な人だな」としか思わなくなったり、「1回1回反応するだけエネルギーの無駄だ」と分かってくるのです。
世の中には色々な人がたくさんいますが、必ずしもいい人ばかりとは限りません。
ただ、もしも巡り合ってしまった場合は、上記のように対応したり「そういう人がいる」と思って受け流すだけで良いのです。
怒りっぽい人は疲れが蓄積している可能性も高いです。
その場合は、まずは睡眠時間を確保して、適度な運動をして、朝に日光を浴びながらど運動するなどしてセロトニンを整えていくと良いです。
そうすれば現状よりは感情をコントロールできるようになっていくでしょうし、怒り心頭してしまって訳がわからなくなってしまう状態に陥ることなく、自分の感情をコントロールできるようになっていくでしょう。